設計者は建て主の側にあって、建て主の専門家としての目になる立場です。納得のいく
までじっくりと話し合い、可能な限りご要望に応える事ができるように努力いたします。
そうやって作り上げた設計図を元に、複数の施工業者に見積もりを提出してもらうこと
で、コスト的にも公平、妥当な契約、発注ができ、しかも施工中の現場監理もしっかり
と行いますので、後々問題の起こらない、満足できる「建物づくり」ができます。 
一般に設計事務所の仕事は高いと思われがちですが、多くの誤解に基づいていると思わ
れます。設計とは、あくまでも建て主の予算、要求に沿った形で行っていくものです。
少なくとも割高になるということではありません。 企画・設計はプロジェクトの川上
に位置します。この段階をじっくり練り上げていく事で、むしろ経済的にもロスのない
確かのものにできるのです。

■設計

■設計料

設計監理料は、一般住宅の場合・工事費2,000万円〜3,000万円を基準にして、予定さ
れる工事費の10%を目安としております。(建物の大きさ、内容により多少増減する事
もあります)内訳は、基本設計料:25%・実施設計料50%・現場監理量25%となります。
高いと思われる方もあるかもしれませんが、上記の内容にあるように、それに見合うだ
けの価値があるはずです。

■業務の進行

○基本計画
まずはご一報ください。 お話をお聞きし、場合によっては敷地を見せて頂き、大まか
な建物の規模・内容と、予定工事費を想定いたします。 ここまでは無料です。 気軽
に声をかけてください。 この段階が終了したら、設計監理料を取り決めて契約します。
大きな変更がない限り、設計監理料は、工事費の増減には左右されません。
○基本設計
建て主の要望を形にしていく上では、最も大切な段階です。 平面計画・立面断面計画・
大まかな仕上げから想定される家具の配置までひと通り決定し、この間数回の模型等を
作りながら、法チェックや構造計画まで間違いのない建物となるための道筋をつけます。
打ち合わせは、通常10〜15回は必要です。
○実施設計
建物を建設するのに必要な全ての図面を作成します。 施工業者はこれに基づいて工事
を進めます。 技術的な内容のものも含みますが、家具の詳細から照明器具、スイッチ、
コンセントの位置に至るまで網羅します。打ち合わせは、通常5回〜10回は必要です。
○現場監理
工事期間中は、最低でも週に1回は現場に行きます。 その他必要な段階で施工監理
していきます。 現場管理の主な業務は、品質のチェックだけでなく、細かな納まり
の指導・工程の管理など多岐に及びます。 家具の詳細の再検討やコンセントの位置
などの現場による再確認、塗装やタイルの色決めなど、建て主立会いの打ち合わせも
通常5〜10回は必要です。
 



○要する期間
・基本計画
 半月から一ヶ月程度
・基本設計
 2ヶ月から4ヶ月程度
・実施設計
 2ヶ月から3ヶ月程度
以上、確かなものにするためには設計段階だけで、半月から8ヶ月程度必要です。

・工事期間
 個人住宅の場合、通常4から5ヶ月は必要です。